引き継いだフォルダの中で、半分は「Report.PDF」、4分の1は「report.pdf」、残りは「REPORT.pdf」となっているとします。Macのファイルシステムでは、同じフォルダ内であれば通常これらは同じファイルとして扱われます。しかし、大文字・小文字を区別するサーバーにアップロードしたり、Linuxマシンに同期したり、コード内で参照したりした瞬間に、この不統一が実際の問題を引き起こします。リンク切れ、重複アップロード、自分のマシンでしか通用しないファイルパスといった症状がよく見られます。
解決策は概念としてはシンプルです — すべてのファイル名を小文字にすること。問題は、それを1件ずつ手作業でリネームすることなく、数十件、数百件のファイルに対して行うことです。
Finderには大文字・小文字を変換するオプションがない
これは、Finderの一括リネームツールにある意外な抜け穴の1つです。用意されているのは「テキストを置き換える」「テキストを追加」「フォーマット」の3つだけで、どれも大文字・小文字には手を出しません。「Report.PDF」を「report.pdf」にしたくても、Finderには一括でそれを行う手段がまったくありません。1件ずつ手作業で入力し直すしかなく、それでは一括処理をする意味がまったくなくなってしまいます。
パイプラインのステップとしての大文字・小文字変換
Renymには、専用の大文字・小文字変換アクションが用意されており、バッチ全体のファイル名を1ステップで小文字、大文字、タイトルケース、センテンスケースに変換できます。
拡張子も含めてすべてを小文字にする
1つのアクションで「Report.PDF」を「report.pdf」に変換できます。大文字・小文字の変換はファイル名全体に適用されるため、名前だけ小文字になって拡張子が大文字のまま残ってしまうようなことはありません。
他のクリーンアップステップと組み合わせる
大文字・小文字の不統一は、単独で発生することはめったにありません。小文字への変換を、スペースをハイフンに置き換えるステップや文字削除のステップと連結すれば、問題ごとに別々のツールを使わずとも、1回の処理ですべてを修正できます。
確定前にプレビューする
適用する前に、バッチ内のすべてのファイルについて小文字変換後の結果を確認できます。すでに正しい形式になっているファイルは変更なしと表示されるだけで、不要に手が加えられることはありません。
大文字・小文字の一貫性は、Webアップロードを壊したり、大文字・小文字を区別するシステムで重複ファイルを生んだりするまでは些細なことに思えます。フォルダ全体を修正するのに必要なのは、パイプラインのステップ1つだけです。