Dock とメニューバー型のランチャーは、「アプリに素早くアクセスする」という同じ基本課題を解決しようとしているが、画面スペースの使い方、整理の仕方、アプリの数が増えたときの対応力という点で、正反対のアプローチを取っている。Dock を使い続けるか、メニューバーベースの構成に移行するか迷っているなら、その違いをはっきりさせておく価値がある。
両者の違い
画面スペース — Dock は常に画面上の固定された帯を占有する(自動非表示にすればアクセスに遅延が生じる)。メニューバー型のランチャーは小さなアイコンひとつしか占有せず、クリックしたときだけ展開し、また何もない状態に戻る。
整理のしやすさ — Dock は一列のフラットな帯で、カテゴリーはない。よくできたメニューバー型ランチャーなら、複数の名前付きグループを用意できるため、すべてを一列に積み上げるのではなく、プロジェクトやクライアント、作業の種類ごとにアプリを分けられる。
拡張性 — アプリを追加していくと、Dock はアイコンを縮小して収めるか、幅を広げるかのどちらかになり、いずれの場合も個々のアイコンが見分けにくくなる。パネル型のメニューバーランチャーは、既存のものを縮小するのではなく、パネルを追加することで拡張していく。
見えているかどうか — Dock は常に一部が見えており、インストール済みのアプリをさりげなく思い出させてくれる点を好む人もいる。一方、メニューバー型のランチャーは呼び出すまで視界に入らないため、すっきりしたデスクトップを好む人にはこちらが向いている。
この比較の中で Jetty が果たす役割
Jetty は、Dock を完全に手放したくない人にそれを強いることなく、Dock が抱える整理と拡張性の限界に的を絞って対応するために作られた、メニューバー型のランチャーだ。
どちらか一方を選ぶ必要はない
Finder やブラウザなど、必要最小限のものだけを残した Dock を維持しつつ、それ以外はすべて Jetty のパネルへ移すこともできる。実際、多くの人が両方を併用し、それぞれが得意な役割を担うようになる。
使うアプリの数で選ぶ
普段使うアプリが6〜7個程度なら、Dock だけで十分かもしれない。しかし、複数のプロジェクトにまたがって20個、30個、あるいはそれ以上のアプリを管理しているなら、パネル型のメニューバーランチャーは、Dock には構造的に不可能な形で拡張していける。