MacからTwitchで配信をしているとする。OBSはゲーム、マイク、デスクトップオーディオをキャプチャしている。しかし「デスクトップオーディオ」は1つにミックスされた信号にすぎず、ゲーム、アラート音、BGM、Discord、通知音のすべてが、macOSが決めるままの音量で同じチャンネルに流れ込んでしまう。視聴者側では、アラートがゲームプレイの音をかき消し、音楽が解説の声を埋もれさせ、Slackの通知音が突然配信に割り込んでくるという、バランスの取れていない状態が聞こえてしまう。
なぜMacでの配信オーディオは扱いにくいのか
OBSは「デスクトップオーディオ」を、Mac上で再生されているすべての音がまとめられた単一のストリームとしてキャプチャする。Windowsでは、配信者は標準搭載の音量ミキサーを使い、OBSがキャプチャする前にアプリの音量をあらかじめ調整しておくことができる。macOSにはそのミキサーが存在しない。キャプチャ前のミックスは、そのとき再生されている音が、各アプリのデフォルトの音量のまま流れているだけの状態になる。
プロのMac配信者は、通常、仮想オーディオルーティングツールを使って音源ごとに別々のオーディオチャンネルを作成している。これはうまく機能するが、設定が複雑で、オーディオドライバーが必要になり、macOSのアップデートでオーディオフレームワークが変更されると動作しなくなることがある。
アプリ別音量による事前ミキシング
SoundDialを使えば、OBSが統合出力をキャプチャする前に、各アプリの音量バランスを整えることができる。OBSは最終的なミックスを取り込むため、SoundDialで各アプリの音量を調整すれば、視聴者に届く音に直接反映される。
配信用プロファイル
- ゲーム: 60%—存在感はあるが圧倒しすぎない程度
- アラートアプリ / Streamlabs: 40%—視聴者を盛り上げる程度に聞こえ、ゲームプレイより大きくならない
- 音楽(Spotify / Apple Music): 15〜20%—BGM程度で、DMCA的にも安全な音量
- Discord: 50%—コラボ配信やモデレーターとのやり取り用
- ブラウザ: ミュート—配信中にタブから不意の音が出ないように
- Slack / Mail / Messages: ミュート—個人的な通知は配信に映らないように
配信中のすばやい調整
視聴者からゲームの音が大きすぎると言われたら、配信シーンからalt-tabで抜けることなく、メニューバーからゲームのスライダーだけを下げればいい。音楽が小さすぎるなら、少し上げればいい。SoundDialでスライダーをさっとドラッグする操作は視聴者には見えず、画面上に設定パネルが表示されることも配信が中断されることもない。
解説音声のための自動ダッキング
自動ダッキングを有効にしておけば、自分が話すときにゲームや音楽の音量が自動的に下がる。解説の声は常にはっきりと届き、静かな場面では音量が元に戻る——これはまさに、プロの配信者が高価なオーディオルーティング機材で実現しているのと同じことだ。
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