Calendarのリマインダーが鳴り、聴いていた音楽と同じ音量でアラート音が響き渡る。思わずびくっとする。システム音量を下げれば、今度は音楽が小さくなりすぎる。macOSは通知音とメディア音声を1つの音量として扱っており、標準で用意された唯一の逃げ道は「おやすみモード」を有効にすることだが、それでは本当に必要なアラートまで含めてすべてが消音されてしまう。
なぜ通知音の音量はこれほど制御しにくいのか
macOSのシステム設定には「サウンドエフェクトの再生」の設定とアラート音量のスライダーがあるが、これはシステムのアラート音すべてをまとめて制御するものだ。「Calendarのアラートは30%、Messagesの通知音は50%、Mailは無音」といった指定はできない。アラート音を発するアプリはすべて、同じシステムサウンドレベルを共有している。
より根本的な問題は、多くのアプリがシステムのアラートの仕組みとは別に、独自の通知音を発しているということだ。Slackは独自の音声を再生し、Discordには独自の通知音があり、Chromeのタブも通知音を発することがある。これらはアラート音量スライダーによる制御をまったく受けず、アプリが出力する音量のまま再生され、それを左右できるのはマスタースライダーだけだ。
通知の発生源をアプリ単位で制御する
SoundDialは、すべてのアプリに専用の音量スライダーを用意することでこの問題を解決する。通知音は特定のアプリから発生するため、そのアプリの音量を下げれば通知音も一緒に下がる。
実践的な設定例
- Slack: 15%—驚かせない程度のさりげない通知音
- Messages: 20%—聞こえるが控えめ
- Mail: ミュート—自分のタイミングで確認する
- Calendar: 25%—気づく程度に
- Discord: 10%—うるさくならない程度の存在感
- Music / ブラウザ: 70〜100%—邪魔されずに存分に楽しむ
結果として、メディアは自分の望む音量で再生され、通知音は驚かせることなく知らせてくれる程度の音量に収まる。「おやすみモード」は不要で、すべての音は聞こえたまま、それぞれが理にかなった音量に調整される。
プロファイルと組み合わせる
通知系アプリの大半をミュートした「集中」プロファイルと、控えめな音量に設定した「通常」プロファイルを保存しておこう。深い集中が必要なときと、ゆるやかに気づきたいときとで、ワンクリックで切り替えられる。「すべてを全開で聞く」か「何も聞こえない」かの二択に悩まされることはもうない。
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